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血管造影検査

血管造影検査とは?

  • 通常X線には写らない血管に造影剤という薬を注入することによって血管を写しだす事ができます。造影剤を流し血管を連続的に撮影することにより、血管の走行・血流状態などを診断する検査法です。また、血管造影検査を利用して、血管や腫瘍に対して治療も行われています。

検査方法

  • 足の付け根(股関節付近)にある血管、あるいは腕の血管から直径数mmのカテーテルと呼ばれる管を挿入し、目的の血管まで進めます。カテーテルを介して造影剤を注入し、特定の血管を造影、撮影します。
  • 検査時間は行う検査によっても変わりますが、早い検査で40分程度、また、治療を行う場合は1時間から3時間、それ以上かかることもあります。

痛くないの?

  • 検査時には、カテーテルを皮膚から血管の間にある皮下組織を通過させて血管内に挿入するため、カテーテル挿入部分に麻酔の注射を行います。これは歯科で使われているものと同じ局所麻酔です。検査時の痛みはこの麻酔の注射の痛みだけで、他に苦痛はほとんどありません。ただ、造影剤の使用時に体が熱く感じることがあります。
  • 検査終了後、カテーテルを血管から抜去し、カテーテルの挿入部分をしばらく押さえます。大腿動脈よりカテーテルを挿入した場合には、再出血を防ぐために検査後の安静が6時間程度必要になります。

検査の種類

心臓(循環器内科)

検査 心臓(冠動脈)の造影、電気生理的検査(不整脈の診断他)
内容 カテーテルを心臓や肺動脈に挿入して、心臓の血流量の測定、血液ガスの分析、心臓の電気の流れを検査します。また、心臓を栄養している冠動脈などの撮影を行い、血管の狭くなっている部分や、血液の逆流などを見ることができます。
治療 経皮的冠動脈インターベンション(PCI:Percutaneous Coronary Intervention)、
閉塞性動脈硬化症(ASO:Arteriosclerosis Obliter)の経皮経管的血管形成術(PTA:Percutaneous Transluminal Angioplasty)、
心筋アブレーション
内容 動脈硬化などで血管が狭窄、もしくは閉塞した場合にはバルーンカテーテルと呼ばれる先端に風船をつけた特殊なカテーテルや、ステントと呼ばれる金属のコイルを用いて狭くなった血管を広げる治療を行います。

頭・頸部(脳神経外科)

検査 頭・頸部の血管造影(前・中・後大脳動脈、頚動脈・椎骨動脈など)
内容 カテーテルを頸部の血管まで挿入し、造影剤を注入して頸・脳の血管を写しだします。当院では回転DSA(Digital Subtraction Angiography)を行っており、3D画像を作成することもできるので、どんな角度からの観察も可能になります。
治療 脳動脈瘤コイル塞栓術
内容 脳動脈瘤コイル塞栓術は脳血管内にカテーテルを通し、脳動脈瘤内に進めます。カテーテルの中にプラチナでできた細いコイルを送り込み、脳動脈瘤の中で糸を巻くようにして丸め動脈瘤の中を塞ぎます。

腹部・骨盤(外科・放射線科)

検査 腹部・骨盤部の造影(腹腔動脈、門脈など、子宮動脈など)
治療 塞栓術(TAE:Transcatheter Arterial Embolizaton)、
動注療法(TAI:Transcatheter Arterial Infusion)、
子宮動脈塞栓術(UAE:Uterus Arterial Embolization)、
リザーバカテーテルの設置など
内容 塞栓術は血管内に金属コイル、ゼラチンスポンジ等の血液を遮断する物質を、カテーテルを介して挿入し、そこから先の血流を遮断する治療法です。腫瘍を栄養している血管を閉塞して、腫瘍への栄養を途絶えさせ、腫瘍を小さくします。

当院の撮影装置

  • 血管撮影検査はデジタルサブトラクションアンギオ(DSA)装置を使って行われます。
    コンピュータ処理を行い、診断の障害になる骨やお腹のガスを消すことによって血管だけの画像を得ることができます。
検査画像
冠動脈
冠動脈
頭部回転DSA-3D画像
頭部回転DSA-3D画像
頭部血管
頭部血管
腹部血管
腹部血管
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